2014年05月12日

第五回、回路の工夫

ロジック回路を組む上で
「間違ってはいないが、考慮した方が良い」ことは多々あります

@入力スイッチは機械式なのでチャタリングがある
人が押す場合でもスイッチの構造によってはほんの一瞬しかONにならない場合がある
このような不安定なスイッチ入力を確実なON変換する時に使用するのがインターバルディレーブロックです
(ブロック図参照)
パルスディレー.jpg

0.1秒しか入力されなくても設定した時間のパルスが出ます
設定時間はブロックをWクリックすることにより表が出ます
表の「パルス幅」は出力されるパルス幅
中断時間は「0秒」(遅らせない)でOK

A 本ブロックの他の利用方法としてリセットに使います
その例がこのブロック回路です(悪い例)
リセット悪い例.jpg

入力パルスが5回来れば出力を出す回路です
カウントブロックをWクリックしてカウント数を5にします
(実際の表現は「スレッシュホールド」になっている)
五個の出力が出た時にこのカウンターをリセットさせます
すると考えてみてください
出力した信号でリセットすれば、あっ!と言う間に処理されて出力としては使えません
カウントが5になっているのも分かりません
このような高速ループを避けるために前回説明したM出力を利用するのです
このMを使用することで回路は動作しますがシミュレーター図として早すぎて見ることはできません
そこでM出力に先ほどのインターバルディレーを入れます
ブロックの中断時間も入力するとよりはっきりと動作を確認することが出来ます
555無題.jpg

posted by booboo at 17:20| Comment(0) | LOGOi(スマートリレー)

第四回、基本的な事

さて、少しでもブロックを理解できる人は自由に回路を作成して欲しいのですが
ここで基本事項や約束事を紹介します
普通は最初に紹介するものですけど。

入力「I」から出力「Q」までいろんなブロックを繋いで行けば良いのですが
これもPLCの能力により制限があります

最初に制限されるのが
@出力と入力のループ接続です
これはAとブロック出力でAのブロックをリセットするような回路は受け付けないのです
この場合は出力「Q」として取り出して「Q」から再び入力として使う分には問題ありません
つまり一旦ブロックの外へ出して接続する方法です
しかしQをこのために使用するともったいないですね
そこで活躍するのが内部リレー(疑似出力)Mです
しかしある重要ポイントでM出力させるとチェックポイントとして使えます
機器の液晶パネルで入出力の動作が確認できますが、最近の機種はMも確認できるので便利です
A全体ブロックの制限
ブロックを使いすぎると制限が働いて新たにブロック作成できなくなります
(本体のバージョンにより制限数が違います)
最新の商品ほど多くのブロックが使用出来ます
B内部クロック(時計)の精度
内部には時計、カレンダー機能がありますが時報を鳴らすような精度はありません
C内部カレンダーは一度設定して停電があっても設定は消えませんが
長期に渡って電気を入れないとこのカレンダーはリセットされます
最近の機種で確認していませんので正確な情報では無いかも知れませんが
一週間電源を入れないで放置すると消えた事があります
もちろんブロック回路データーが消えることはありません
D あまり周波数の高い入出力として使用しないこと
仕様書に入力周波数の制限が書かれていますが本来がリレー出力なのであまり早い制御には向いていません
そして精度の必要なスイッチ動作
例えばQ1からQ4を同時にONにさせる場合でも内部では順次制御しているため
正確には完全同時ではありません
E機器にはバージョンが色々販売されていますが、回路作成プログラムはすべてに(※)対応しています

機器選択.jpg

ブロック回路の下の方にスマートリレーの形のアイコンをクリックすると
このようなバージョン情報が出ます

バージョン情報.jpg

使用する機器に合わせます
※尚、これはIDEC社なのでシーメンス社のすべての機種がプログラム可能か否かは不明です

Fこれは注意事項ではありません
故障は発生しません
と言い切って良いほど安定した商品です

posted by booboo at 15:27| Comment(0) | LOGOi(スマートリレー)

第三回目

前回に続いて
信号の点滅の開始と停止をさせるまでを解説しましたが
停止させても片方のランプが点いたままなので
停止の時に両方のランプ点灯を禁止させるブロックを追加させます


まずは、禁止のブロックのみ記載します
禁止応用.jpg

「&」マークのブロックはすべての入力が「hi」の時に信号が通過します
この図では「lo]の時に出力が出ません
このように出力を禁止させたい時に空いている入力に「lo」にします
ここで勘違いしやすいのがこのPLCのメーカーはプログラミング作業を簡素かさせるために
空いている入力端子に何も接続しない時は無視できるようになっています
論理的には「hi」です
「RS」ブロックは開始操作と停止操作で出力が反転するため
停止の時は出力は「lo」なのでこの信号を「&」ブロックの禁止入力として使います

この回路は前回のブロックに禁止ブロックを合体させたものです
禁止回路.jpg

もし、早い時点でPLCを購入して実機テストしたい人のために
パソコンデーターおPLCへロードする方法を書いておきます
まずデーター転送には専用ケーブルが必要です
ネットで調べるとmisumi-vonaで売っていますが
ビックリするほど高い
スマートリレーを買うほどかかりますね。

スマートリレーのメモリを挿入するところの蓋を取ってケーブルを挿し込みます
もちろん機器にも電源は必要です
プログラム作成ツールをシミュレーションから通常モードにして
「ツール」、「転送」、「PC→スマートリレー」を選択します
データーロード無題.jpg
パソコンがUSBポートを認識してない場合があるため
同じく「ツール」、「オプション」、「インターフェイス」、と入って「自動」で認識させます
ポート設定無題.jpg
posted by booboo at 14:01| Comment(0) | LOGOi(スマートリレー)